いざ回収(債務整理)しようとすると、いろいろと法律上の手続きがあったり
して、手間がかかり、ヒマもかかる。
のみならず、手間ヒマかけて手続きをしていくと、その手続き自体がかなり
の日時を要するようにできていたりする(債務整理の際、注意)。
おまけに、そのような手続きには費用もかかる。
訴訟や強制執行の手続きをするにしても、バカにならない額になることもあ
る。
しかし債権の回収(債務整理)が遅れれば、結局その間その資金を寝かす
ことになる。資金を無益に寝かすことが、経済人にとってどれほど苦痛であ
るかは言うまでもあるまい。
その資金があればそれだけの商売ができるものを、手をこまねいて回収の
日を待たなければならない。
法律用語を使うとすれば、その間の「得べかりし利益」を失うのである。
むろん、その間の遅延損害金として年五パーセントまたは六パーセントの
金が取り立てられるわけだが、そんな金額の損害金で引き合うと思えない
場合も多い。
というわけで、債権というものは、いったん焦げついたり、焦げつくまでは行
かなくとも、速やかに回収しにくい状態におかれてしまうと、その価値が半減
してしまう。
債権者は第一にこのことを恐れ、そして第二に回収不能で終わることを恐
れるのである。
